施設長通信令和二年3月

菩提の家施設長 施設長通信

 三月も終盤にさしかかり、本来ならお花見シーズンを迎えるころですが、今年は新型コロナウイルスのせいで、なかなか浮かれた気分になれないですね。世の中自粛モードに染まっており、このままではリーマンショック並みの景気悪化を招いてしまいます。

先月の通信でお知らせいたしました、生活介護のみさき公園への外出も営業自粛の為、行けなくなってしまいました。楽しみにしてくださってたのに、とても残念に思います。その代りに急遽たこ焼きパーティーを開催し、生活介護のページにその様子の写真が掲載されてますので、ぜひご覧ください。みんな準備から参加してくれて、おいしそうに食べてくれていました。

平成でスタートした新しい年度ももう終了です。五月に元号が変わり、十連休のゴールデンウィーク、堺市と羽曳野市の古墳が世界遺産に登録されたり、消費税の増税、東日本の台風大雨被害など数え切れないできごとがありました。四月からは令和でスタートする新しい年度が始まります。

自粛モードが継続ではありますが、いつまでも自粛しているわけにはいきません。花見も施設の近所になるとは思いますが、季節の風物詩なので開催しようと思っています。毎年恒例のバーベキュー大会も開催予定です。レクリエーションも徐々に外出を取り入れていき、元のペースに戻したいと思います。

今回のコロナウイルス騒動で一番驚いたのが、日本人が情報に弱いということです。いわゆる情弱というやつですね。トイレットペーパーやティッシュなど紙製品がなくなるというデマにまんまと振り回され一斉に店頭からなくなりました。インターネットのデマがメディアによって拡散され朝からの大行列。菩提の家からドラッグストアに就職した方がいますが、気の毒なことに毎日殺気立ってるお客さんにキレられてびびっています。

いまはSNSで誰でも世界中に情報を発信できる時代になりました。だからこそ、ひとりひとりがその情報の発信元は信じれるのかを見極める力が必要になってきますね。そしてテレビや新聞、ラジオの情報も信じられる時代ではなくなったこと。毎日テレビに自称専門家が出て、自分が勝手に思ったことをしゃべっているだけですから。自分や家族を守るためにも情報の出どころと判断する力は大切ですね。

最後になりましたが、四月に入れば菩提の家は十周年です。これも一重に日ごろの皆様のご理解・ご協力があってこそ迎えられる十周年です。本当にありがとうございます。自粛モードでのスタートですが、コロナウイルスに負けることなく、進んでまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。