緊急事態宣言が解除され、新型コロナの感染者数もみるみる減少し、何が原因で感染が拡大していたのかイマイチよくわからないわけでありますが、ワクチン接種数も2回目を済ませた人の総数が8000万人を超えたので、その効果が出始めているのではないかと個人的には思っています。第6派があるかもしれないので油断できませんが。しかし軽傷に効く薬も年内に承認されるといった話や国産ワクチンも来年春ごろには摂取できるようになるなどと聞きますので、希望が見えてきた感じがします。この新型頃コロナの薬に関してですが先月、地元の代議士の政務報告会に参加した際に、特別講演として登壇された前総理大臣の安倍さんが面白いことを話していました。皆さんも、「イベルメクチン」という薬を耳にしたことがあるかもしれませんが、この薬はいわゆる「寄生虫駆除」の薬で、ノーベル賞を受賞した大村智博博士が開発した薬です。本来、虫下しに使う薬で、衛生環境の良い今日の日本では使うことがなく、発展途上国などの衛生環境の悪い地域において、常用される安価で誰にでも手に入る薬です。インドで新型コロナウィルス感染が拡大し、ワクチンも供給できなかったときに、新型コロナの軽症や予防薬として大活躍したのがこのイベルメクチンです。この薬ですが、日本では賛否があり新型コロナの薬として大々的には処方されません。一部の病院では患者の自己責任の下、処方され、新型コロナ病棟で働く関係者に予防的に服用するなどその効果も実証済ですが。と、前置きはこれぐらいで、その報告会で安倍さんが、「新型コロナの薬を開発している会社が、イベルメクチンを作ってくれなかったのですが、ようやくこれを作ってくれる製薬会社(名古屋の製薬メーカー興和)も現れましたのでもう少しお持ちください。イベルメクチンは安価で副作用もなく良い薬ですが、それゆえに新型コロナの薬を開発している会社にとっては少々微妙な〇×・・・」というような話をしていました。私もこのことは以前より知っていましたが、元首相が話すのを聞いてびっくりしました。初期に体重60キロの人が4錠服用したら7割の確率で症状が良くなるこの薬は、開発費うんぬんより早く市販薬としても日本で手に入るようにしてほしかったです。イベルメクチンを初期や濃厚接触者に指定されたときに服用していたら死ななかった人(志村さんなど)は間違いなく存在するでしょう。この薬、個人輸入で購入できます。元々は大村先生が開発した日本の薬のはずが海外からお取り寄せとはおかしな話だと思います。
厚労省が新薬の承認や本来の用途ではない症状に服用する薬に関して及び腰なのは、これまで起きた薬害問題に対する警戒感からだといわれています。また、極端に自己責任を嫌う国民性も原因でしょう。発展途上国とは違い法的な整備が行き届き過ぎて先に進めないといった問題も上げられます。要するに何をするにも窮屈なわけであります。新型コロナ対策の動向などは他国を見た方がわかるのかもしれません。個人的にはイスラエルの動向に興味があります。この国はコンピューター技術では最先端、CIAやKGBより強力な諜報能力(世代を越えるスパイ活動)など。「イスラエルが取り入れているなら!」と勘繰ってしまうことがあります。