施設長通信令和二年8月

菩提の家施設長 施設長通信

 7月に入ってから豪雨により九州地方や信州地方に甚大な被害が出ております。地球温暖化の影響なのか、想定できないような雨量や土砂災害を経験することが増えてきたように思います。

 コロナウイルス感染が報じられてから特に気になるのが、聞きなれない横文字たち。パンデミック、クラスター、ロックダウン、PCR、オーバーシュート、テレワーク、ソーシャル・ディスタンスなど。つい先日の豪雨被害ではバックウォーターなんて言葉が出てきました。私が知らないだけなのでしょうか。ニュース番組や新聞でも一般的な言葉として使われています。さまざまな人に伝えなければいけない情報が、日本語の会話の中に突然現れる横文字によって簡略化され伝わるか怪しいものになっています。そういえば、日本の歌の歌詞もよく似てますね。サビだけいきなり英語みたいな。

 しかし、この業界にも横文字は頻繁に登場してます。アセスメント、カンファレンス、モニタリング、エンパワメント、ストレングス、ケアプラン、エバリュエーションなど研修や勉強会に行けば当たり前の様に登場し、日々の業務でも使っている言葉たち。一見すると相手にわかりやすく噛み砕いた表現のように錯覚をしてしまいますが、コロナウイルスの報道を聞いてみて実は利用者さんには伝わっていないのかなと思ってしまい、今一度自分たちの仕事を見直すきっかけになりました。

 7月も終盤になり梅雨明けもまだです。日本各地では夏祭りや花火大会が中止になり日本の夏の風物詩を感じることができません。とてもさみしいです。岸和田のだんじり祭も中止が決定しましたね。楽しみにしている田舎の花火大会も一昨年・昨年と台風で中止、今年はコロナで中止と三年連続中止という不運に見舞われています。今年こそはと思うのですが、もうめげそうです。今年の夏はゴールデンウィークに引き続きおとなしくしておきます。

最後にひとつ明るい話題を。レストランで訓練していた岡本和也さんが先日就職が決まりました。コロナの影響で一時期はどの企業さんも求人を控え、面接を自粛しており今年は求職活動がどうなるのかと不安でしたが、実習もしていただき無事内定をいただきました。リゾートホテルなどを全国的に手掛ける企業さんです。乗り越える試練は出てくると思いますが、頑張ってほしいですね。