理事長通信令和3年5月

菩提の家理事長 理事長通信

 新年度も矢のように過ぎ去って行きます。新たに通所の始まった皆さんも菩提で生活に慣れてきたころではないでしょうか。焦らずにゆっくりで良いので生活のサイクルとして習慣づいて頂けたらと思います。

 さて、巷では新型コロナの「変異株」と言うやつが流行って来ました。いろいろと手を変え品を変え猛威を奮う新型コロナです。感染者数も急増してきました。ワクチン接種も一日10,000人程度でなかなか進みません。最低でも今の10倍のスピードで進めないとこの猛威の盾にはならないようです。ちょっと気を付けて頂きたいのが、大阪が東京より感染者数が多いという点です。皆さんご存知かもしれませんがこれは全くの嘘です。東京では濃厚接触者に対するPCR検査の指導は行わないようです。検査を受けるのは症状のある人が対象です。検査数自体が人口の比率からして変なわけです。大阪では1日、10,000人がPCR検査を受け、1,000人が陽性者となるのが現状です。東京は1日、2,000人しかPCR検査を受けず、このうち500人が陽性者です。検査数を合わせたらどうなるか一目瞭然です。また人口880万の大阪に対し、東京は1400万人です。より経済活動が活発で人口が密集する東京の方が感染者が少ないのはおかしなことです。オリンピック開催に向けた数字の調整のような気がしてなりません。もしそうなら、大阪が見せしめにされているようで浪速の人間としては腹立たしい限りです。菩提としましても引き続きまして配慮の手は休めず、また同時に運営も継続しながら日々を過ごしていきます。新型コロナ関連で急な対応をお願いすることもあるかもしれませんがその際はご協力の程、よろしくお願いします。

 さて、話はガラッと変わり、私、この春は新しいことにチャレンジしました。前々から気になっていたのですがついに実行しました。うまくいっているかどうかはまだわかりません。勿体ぶることでもないですが、「継ぎ木」にチャレンジしました。柑橘類の果樹で試みております。我が家の隣の畑の御主人が接ぎ木のプロで、普通のミカンの木に、伊予間、デコポン、きよみオレンジ、レモン、夏ミカン等、10種類を超える種の柑橘の穂を継いでいます。これは是非ともご指導賜らないといけないと思い、教えてもらいました。菩提の家の駐車場にはレモン、柚子、キンカン、スダチ、カボスを植えてありますので、その中でいろいろと試してみました。初めての試みなので上手くいくかわかりません。おそらくほとんど付かないかもしれませんがどれか一つでも上手くいけば上々です。一本のミカンの木に違った種類の様々な柑橘が実る姿を想像すると楽しくて仕方ありません。接ぎ木のプロが言うには、いろんな穂を継ぐことにより、味も少し変化するとのことでした。かるーい品種改良ですね。ミカンでマスターして他の果物でもチャレンジしたいです。一年の内で3月中旬から4月の初めごろの新芽が芽吹く勢いのあるこの時期にしか出来ない作業ですので、来年の分も今から作戦を練って企んでおこうと思います。また、経過を報告します。