理事長通信令和3年1月

理事長通信

ちょっと遅めのご挨拶になりますが、皆さま明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

  今年はここ最近の冬としてはかなり寒く、雪のちらつく日も多く、水たまりやバケツの水が氷っており、久々に本格的な冬を感じております。

 ということで令和3年が始まりました。年明け早々新型コロナウィルス感染抑制の為、緊急事態宣言が出されるなど、今年も初めから新型コロナウィルスの洗礼を受けた形になります。感染者数が急に増加し、それに伴って濃厚接触者が当たり前に急増し、まるでねずみ講のようにコロナ関連者が増えています。神奈川県は全国に先駆けて濃厚接触者の追及をしない方針を打ち出しました。症状の出ている人に対する医療的ケアはもちろんですが、濃厚接触者及び無症状者の隔離体制も困難を極めているような状況だと聞いています。症状の出ている方は重軽症の差はあるものの、療養し完治(短ければ4日間)すれば社会復帰できますが、濃厚接触者はPCRの検査が陰性であっても潜伏期間内の2週間は隔離生活をしなければなりません。ただ、これがわりと現実的ではないようなことになっているようで、濃厚接触者の内の何割かは隔離生活を拒み、周り伝えないで日常生活を送っているようです。また、立場的に隔離生活の出来ない人が存在することも否めません。神奈川県がとった対応次第(追求しなくても現状の状況に変化が見られない場合)では、その他の都道府県も同じような方針を打ち出すことが予想されます。また、各種教育機関や保育所などは緊急事態宣言下でも休園せずに通常運営を続けます。これは、若い世代の重症化率が極端に低いことと、教育の量を減らすことの将来的なデメリットが大きいこと(働いている職員に年長者や基礎疾患を持っている人も存在するけど)、保育所に子どもを通わす家庭の就労数の維持の為、特にエッセンシャルワーカー(介護職員、医療関係者、警察や救急隊員、官僚)の就労の維持の為です。

 今年一年の新型コロナウィルス対策は、注意と配慮は怠らないことはもちろんのこととして、身の回りの感染状況をサーチしながらも冷静な判断が「その時」に出来るように心構えしておくことだと考えます。徳昇福祉会の運営においては先の緊急事態宣言下とこの度も同じような対応します。ただ、今回の緊急事態宣言の方が感染者集は多いので、十分に気を付けて日々を過ごすことになります。ただ、必要以上に過敏になるのも施設での活動が制約され、支援の妨げになりますので、状況に応じた的確な対応をし、安全と支援の質と量を維持できるように努力していきたいと思います。とはいうものの、もしかすると皆さんには急な対応をお願いする事態になる可能性もゼロではありませんのでその際は御理解と協力の程をよろしくお願いします。  今年中のどこかで、「根絶はしていないけど、ある程度危険な状態は脱したかなぁ」と、徳昇の皆でおもえるような日が来ることを願い、令和3年を始めたいと思います。今年も一年頑張ってやって行きましょう♪