理事長通信令和2年10月

菩提の家理事長 理事長通信

ふと気づけは秋真っただ中。今年は新型コロナウィルスに振り回され、季節の移り行く足音に全く気付かないです。コロナ蔓延情報が出だしたのが今年の1月末頃でしたのでもうすぐ1年になります。コロナと共に過ごす日常に皆さんも慣れはじめているのではないでしょうか!?緊急事態宣言中はこの新型ウィルスに対する情報も乏しく、最大限の注意をはらいながらの生活となりましたが、現状、マスク、手洗いうがい、密集状態にならないように配慮すれば感染のリスクはかなり減らせることがわかりました。また、感染しても30代までは無症状や軽症が多いこともわかっています。もちろん、基礎疾患を持っている方や高齢の方は命に係わるほど重症化するので要注意であることは間違いありませんが。新型コロナウィルスを制御するにはワクチンと特効薬があればとりあえずは普通の流行病になります。ワクチンに関してはイギリス製のものが治験で副作用がでてしまい、同じものを導入しようとしていた日本も合わせて治験を中止しました。本来開発に3年以上費やすワクチンですので、半年やそこらではなかなかうまく生成出来なくて当然です。しかし、ロシア産のワクチン「スプートニクV」はプーチンさんが娘さんに使ったとおっしゃいましたがちょっと怖いですね。自分で試したとは言っていませんし、本当に娘さんに使ったかどうかもわかりません。だいたい名前が世界初の人工衛星から取っているところなんかが今はやりの合成麻薬の名前みたいな感じがします。でも決めつけはよくないのでしばらく様子見ですね。恐らくワクチンや特効薬の開発は新型コロナウィルス発祥の中国が先行するような気がします。コロナが猛威をふるい始めた時にアメリカからウィルス株の検体の提供などを迫られ、かたくなに拒否していました。その時点で研究が進んでいたと考えられます。高性能な新型コロナウィルスのワクチンと特効薬を開発した国が全世界のコロナ利権の先頭に立てると言うことで躍起になっています。

 さて、堺市では9月の初めの方に児童施設でクラスターが発生しました。職員6人と児童18人がPCR検査の結果陽性の反応がでました。風評被害のこともあるのでこれ以上の情報公開はありません。この陽性者の内で無症状が8割、2割が軽い風邪などに似た症状だと聞いています。この児童施設がどのような形態の施設かまではわかりませんが、乳幼児期の子どもが集まれば何人かは風邪をひいている子どもなんて常にチラホラいるものです。熱を出し途中で帰る子など珍しくもありありません。この児童施設の場合まず初めに何らかの理由でPCR検査を受けた1人がおり、陽性反応が出た結果濃厚接触者が特定されPCR検査を受け陽性者がたくさん出たと言うことですが、この初めの1人が検査していないと普段の平穏な日々を送っていたかもしれません。と言うことは感染に気付いていない福祉事業所などもひょっとしたら多数あるのかもしれません。

 引き続きまして徳昇福祉会でも感染予防に配慮しながらの皆さんを受け入れていきたいと思います。油断せず、あまりオーバーにならず、皆の活動が過度に失われないように気を付けながらコロナ禍を乗り越えて行こうと思います。