理事長通信令和2年4月

理事長通信

いよいよ令和2年度のスタートです。冬のような冬でないような季節が過ぎ、あたたかな春がやって来ました。新しい年度を迎えるこの時期はとても新鮮で身も心も清められるようであります。戸外に出れば力強く芽吹く木々の姿や畑には夏の収穫を目指して植えられている小さな苗たちの姿に出会えます。ハチの羽音も心地よく耳をなでるように聞こえてき、なんだか私の体も単なる自然の一部であることを実感します。去年も同じような事を綴ったかもしれませんが、年明けより年度替わりの方がフレッシュな気持ちになります。意味もなく外に出て思わずウロチョロしたくなります。春は交通事故に気を付けないといけません。

 と、いつものように春の訪れを手放しに喜ぼうとしていたのですが、新型コロナウィルスです。WHOもパンデミック宣言をしました。中国は武漢の生物化学兵器開発施設から何らかの形で流出した疑いのあるコロナウィルスの危険性は予測できません。回復してもしばらくすると発病するケースもあり、これは人工的に手の加えられたウィルスの可能性を示唆します。少しオーバーかもしれませんが一度罹ると回復と発病を繰り返し一生治らないこともあり得ます。見た目の症状が軽くても未知のウィルスと言うものは後にどのような姿になるのかわからない所が不安です。以前コロナウィルスは熱に弱いとの報道を聞きましたが暑い国でも発病者が出ています。温かくなれば終息するとの考えは通用しません。トムハンクスも大変です。薬やワクチンの開発を待つのみですが、もし本当に生物化学兵器として開発されたウィルスならば、その開発は困難を極めることでしょう。なぜなら薬やワクチンですぐに抑えられてしまえると兵器としての意味をなさないからです。仮想敵国に対して絶大なる被害を与えることを目的として国家の力をフルに投入して開発された人工ウィルスにはそれ以上のパワーで薬やワクチンを開発しないといけません。

 と、ここまで最悪の事態を想像してみました。物事を行う時は何事も最悪のケースを想定し、その中で警戒しすぎず油断もせずのところを臨機応変にハンドリングさせることが大事だと思います。コロナウィルスに対しては絶妙なさばきが必要な時なのでしょう。

 徳昇福祉会では今できる効果的な対策(手洗い、消毒、換気、人ごみを避けるなど)を取り入れて日々を過ごしたいと思います。これらはコロナウィルスだけではなく万病の対策にもなります。コロナを恐れインフルエンザが蔓延してはいけません。みんなの活動を必要以上に制限し暗―い気持ちになり元気がなくなるのも変な話です。これから益々春めいてくるので、広い畑を存分に使った取り組みがコロナウィルス中の活動に適しているかなと思います。別に畑作業だけでなくシートを広げてあの広い畑の環境でお茶でも飲んでくつろげば安全で気持ちが良いはずです。クラスター感染の心配もほとんどないですし。  社会福祉法人徳昇福祉会設立10周年は歴史的に語り継がれるであろうコロナウィルスと重なってこの先も進んで行きます。徳昇福祉会に関わる皆が充実して過ごすことが出来るように職員一同コロナに負けず邁進していきたいと思っています。